北上川の河畔にある北上展勝地は、東北でも有数の桜の名所!
全国の「さくらの名所100選」や、東北内の「みちのく三大桜名所」に数えられているほど、素敵なお花見スポットなんですよ~。
そんなさくらの名所でおこなわれる「北上展勝地さくらまつり」は、多くの見物客で非常に混み合うお花見イベントです。
遠方からも多数の観光客が車で訪れるうえ、交通規制もあるため、近隣の駐車場は混雑必至です!
駐車場が満車で空くまでぐるぐる走り回ったり、駐車待ちの長蛇の列に待機したりするのはしんどいし、せっかくのお花見気分も盛り下がっちゃいますよね。
そこで、北上展勝地さくらまつりの会場付近にある、駐車場の場所や交通規制による混雑回避ルートをまとめました!
会場付近の駐車場は全部で11カ所ありますが、そのなかでオススメの穴場駐車場があるので、マップ付きでご紹介します。
お花見の見どころやイベント情報もまとめているので、渋滞を回避してスムーズに駐車したあとは、東北有数の桜並木でのお花見をたっぷり楽しんでください!
・開催場所:北上市立公園展勝地
・開催期間:4月15日~5月6日(予定)
・混雑状況:満開時期の土・日・祝日は確実に混みます!
駐車場・穴場駐車場・駐車料金情報
それでは早速、北上展勝地さくらまつりの会場付近にある駐車場と、穴場駐車場を紹介していきますね。
会場周辺の駐車場は全部で11カ所あり、各駐車場への地図は北上市の公式サイトで確認することができます。
⇒北上展勝地周辺駐車場マップ(PNGファイル)
ここでは、特にオススメの駐車場をピックアップしてご紹介します!
北上展勝地の駐車場(展勝地・レストハウス付近)
・駐車料金:500円(さくらまつり期間中のみ)
・駐車可能台数:510台
こちらの駐車場は、展勝地さくらまつり開催期間中のみ、500円の駐車料金がかかります。
この駐車料金は、桜樹木の保全・育成のための協力金となるので、桜の木への募金みたいなものですね。
駐車可能台数は510台とそこそこ多めですが、例年さくらの見頃を迎える時期(4月中旬~下旬)の土日はかなり混雑するため、駐車場探しに苦戦する可能性が高いです。
土日にお花見に出かける場合は、開場(午前8時)してすぐに駐車場に入れるよう、早めにお出かけすることをオススメします!
北上駅前北駐車場(駅周辺の駐車場)
・駐車料金:無料
・駐車可能台数:190台
さくらまつり会場からも近く、駐車料金も無料なので人気が高い駐車場です。
無料で会場近くの駐車場を利用したい場合は、こちらの駐車場の開場時間は午前9時なので、それまでには到着できるようにお出かけください~。
穴場駐車場1:東北佐竹臨時駐車場
・車料金:無料
・駐車可能台数:250台
こちらの駐車場は、交通規制による渋滞回避ルートを通った場合、もっとも便利な駐車場です。
臨時駐車場となるため、さくらまつりの期間中、いつでも利用できるわけではありませんが、駐車料金も無料なので、ぜひチェックしておきたい駐車場ですね!
穴場駐車場2:さくらホール第2駐車場
・駐車料金:無料
・駐車可能台数:360台
こちらも渋滞回避ルートを通った場合に便利な駐車場ですが、先に紹介したルートとは別ルートになります。
ここも無料で利用できるのと、駐車台数が多めなのでオススメですよ~!
ほかにも駅周辺にはコインパーキングがたくさんありますが、会場に近くて駐車料金無料&駐車台数が多めの、特にオススメの駐車場をピックアップしました。
交通規制あり!渋滞回避ルート&抜け道は?
北上展勝地さくらまつりの開催期間は、周辺道路で交通規制があります。
土・日・祝日などはかなり混雑するので、交通規制による渋滞を回避するルートをご紹介しますね。
まず、交通規制がおこなわれるエリアと日程はこちらです。
◆交通規制箇所:珊瑚橋
◆規制期間:例年開催期間最初の土日(予定)
※2020年の日程はまだ公開されていません。
珊瑚橋は北上川の上を通る橋で、ここが規制されると対岸からのアクセスができなくなります。
ちなみに交通規制の対象は一般車両だけなので、シャトルバスやタクシーは交通可能です。
会場からすこし離れた場所に駐車して、そこからバスやタクシーで道路の混雑を避けて行くのも1つの手段ですが、ここでは車で会場まで行くための抜け道を紹介します!
北上江釣子インターを基準点としての渋滞回避ルート
国見橋ルート(下流)
- 北上郵便局の交差点を右折し南下。
- そのまま南下して和賀川を渡る。
※道がすこし曲がっていますが道なりに向かってください - そのまま直進し線路をくぐる。
- もう一度新幹線の線路をくぐるとすぐ信号があるのでこちらを左折(ローソンが目印です)
- 国見橋を渡り直進。
- 突き当たりを左折。
- 道なりに進むと展勝地レストハウスに到着します。
※レストハウス付近は会場間近のため、渋滞の可能性がありますのでご注意下さい!
この国見橋ルート(下流)は、このあとご紹介するもうひとつのルートに比べると、距離的には遠回りになります。
ただ、車の台数は少なく流れはスムーズなので、渋滞回避を優先したルートとして先にご紹介しました。
国見橋ルート(下流)の大切な目印は北上郵便局になるので、しっかりチェックしてくださいね。
日高見橋ルート(上流)
- 国道4号線を有田町交差点で左折(左手のトイザらスが目印)
- さくらホール口交差点を右折(ヤマダ電機が目印)
- 消防署の先の信号を左折。
- ガード下を通ってさくらホール入り口交差点を右折(左手のファミリーマートが目印)
- なるいクリニックの信号を左折。
- 踏切を渡って次の信号を右折(すくらむ薬局が目印)
- 細道に入る。
- 石材所「石や」の交差点を左折。
- 陸橋を渡ってひとつめの信号を右折。
- 平和タクシーの交差点を左折。
- 踏切をわたって次の信号を右折。
- 北日本銀行のある交差点を左折。
- 新幹線高架をくぐってすぐの信号から2つめの信号を右折(迂廻路に出ます)
- 日高見橋を渡り、信号を右折(花巻・江刺方面)
- カーブを下りたT字路を左折(※この辺りから道路が混んできます)
- 道なりに進むと展勝地の駐車場に到着。
このルートで行くと、第3駐車場⇒第2駐車場⇒第1駐車場(レストハウス)の順番で駐車場があります。
混んでいる場合は入る駐車場を選べないので、誘導している方の指示に従って駐車します。
こちらのルートの方が会場までの距離が近くて、メジャーな迂廻路のため利用者も多く、すこし渋滞しやすいところが欠点ですね。
道幅が広くて走りやすい道路なので、運転が苦手な方にはオススメですよ~。
ただ、右折や左折を繰り返すルートとなっているため、迷うとややこしいです。
目印となる建物などをしっかり確認しながらお越しくださいね、
北上展勝地さくらまつりへのアクセス・バス・シャトルバス・電車
車以外で会場へ向かう方法もご紹介します!
◆渡し船
・運行期間:さくらまつり開催期間中(強風、雨天、増水の場合は運休あり)
・運行時間:9時00分~16時30分(最終日は12時00分まで)
・乗り場:北上川西岸舟着場・東岸舟着場
・料金:大人(中学生以上)400円/小学生300円(未就学児無料)
駐車場情報でも紹介した「東北佐竹臨時駐車場」の近くから乗れる渡し船があります!
所要時間は5分ほどですが、橋で陸路から渡る北上川とはまた違った風情があり、渋滞回避だけでなく景色を楽しむことができますよ。
渡し船ってなかなか乗る機会がないと思いますし、渡し船の運航はさくらまつり期間限定なので、ぜひちょっとした船旅を堪能してみてください。
◆シャトルバス
・運行期間:開催期間中の土・日・祝日
・運行時間:9時00分~17時00分
・乗り場
1:江釣子ショッピングセンターPAL西側砂利敷
2:北上駅西口
3:下門岡臨時駐車場
4:市役所本庁舎北側
・料金:往復500円
こちらも駐車場情報で紹介した「さくらホール第2駐車場」の近くから乗り込めるシャトルバスです。
シャトルバスは30分間隔で運行しており、往復500円と運賃も安いのでオススメですよ!
◆タクシー
タクシーは駅近くからたくさん出ているので便利です。
交通規制にも引っ掛からないので、スムーズに会場まで行けます!
タクシーなのですこし料金は高いですが、運転手さんから地元民ならではの穴場スポットも聞けるかも?!
さくらの見頃と開花情報&夜桜ライトアップ期間
せっかくお花見に行くなら、桜が満開の見頃時期に行きたいですよね!
北上展勝地さくらまつりでは、ソメイヨシノやカスミザクラなど、いくつかの種類の桜がありますが、時期によってそれぞれのシーズンは若干違っています。
ここでは、桜並木のメインとなるソメイヨシノの開花予想時期をご紹介しますね。
●見頃時期(予想)
・ソメイヨシノ:4月中旬(4月15日~4月22日頃)
・カスミザクラ:4月下旬から5月上旬頃
※ほかにもたくさんの種類の桜を見ることができます。
また、見頃時期になると、夜の桜をライトアップが彩ります。
昼間に見る桜とは違った感じで、幻想的な雰囲気がとても綺麗なんですよ~!
夜桜のライトアップ期間はこちらです。
●ライトアップ開催期間:桜満開時(開花状況に合わせて実施)
・開催時間:18:00〜21:00
※桜の開花前および散ったあとはライトアップされません。
・開催場所:桜並木
桜の見頃時期限定のイベントなので、公式サイトや開花予想をしっかりとチェックしてお出かけくださいね。
北上展勝地さくらまつりの見どころとイベントは?
続いて、北上展勝地さくらまつりの見どころや、まつり期間中のみ開催のオススメの体験イベントなどをご紹介します♪
一番の見どころは、もちろん美しく咲き乱れる桜並木!
こちらのさくらまつりでは、北上川の上を通る珊瑚橋から2キロにもおよぶ桜並木をはじめとして、展勝地公園内の広大な敷地の中にも絶景が広がります。
なんとその数、約150種類が1万本!!
これらの桜の木々が優雅に咲き誇ります。
桜の品種と聞いて、思い浮かべる方も多い「ソメイヨシノ」は4月中旬頃から咲き始めます!
さらに5月上旬頃になると「カスミザクラ」が咲き始めるなど、さくらまつり期間内でも行く時期によって、数々の桜がそれぞれの美しさを魅せてくれるので、ついつい何度もお花見に出かけたくなっちゃうこと間違いなしです♪
柔らかな薄桃色の桜をたっぷり堪能したあとは、さくらまつり開催期間中のみ体験できる貴重なイベントを楽しむのもオススメです。
さくらまつり開催期間中に楽しめる体験イベント
◆こいのぼり
最近はなかなかお目にかかることがない、川の上をひらひらと舞うこいのぼりです!
こいのぼりの数は驚くことに、なんと300匹もいるんですよ。
300匹ものたくさんのこいのぼりを見る機会なんてめったにないので、なかなか壮観です。
空をゆらゆら、ひらひらと泳ぐその動きを見ているだけで、なんとなく懐かしいような感じがして癒されます♪
◆観光遊覧船
・運航期間:さくらまつり開催期間中
※悪天候の場合は運休あり
・運航時間:9時00分~17時00分
※例年最終日は、正午までの運航です。
・乗り場:レストハウス入り江
・料金:大人(中学生以上)1,300円/小学生500円(未就学児無料)
・所要時間:約20分(展勝地入り江~珊瑚橋上流のルート)
北上川の上で和風の遊覧船から桜を眺めることができるのですが、これは風情があって本当に素晴らしいです!
すこし運賃は高めですが、地上で見るのとは違った景観の桜は、よりいっそうきれいに見えますよ。
北上川からの眺めなので、桜並木と空を泳ぐこいのぼりの共演を楽しめるのがポイントで、さくらまつりに行くなら必見です!
◆観光馬車
・運行期間:さくらまつり開催期間中
・運行時間:10時00分~16時00分
※1時間のお昼休憩があるのでご注意ください。
・乗り場:SL前・児童公園前
・料金:大人(中学生以上)500円/小学生300円(未就学児無料)
・所要時間:約20分間
一番のオススメは、やっぱり観光馬車!!
馬車に乗って咲き乱れる桜のトンネルを颯爽と走り抜ける、ほかではなかなかできない貴重な体験ですね。
馬車に乗ることって普通に生活をしていたら、ほとんどありえないと思います(笑)
さくらまつり期間中のみ開催で、500円で馬車に乗ってお花見を楽しめるオススメのイベントです!!
SNS映えもしますし、思い出作りやお土産話にもピッタリですね。
さくらまつりにお越しの際は、観光馬車に乗って雅なお花見をしてみてはいかがでしょうか♪
ぜひ、この機会に非日常の体験を思う存分楽しんでください!
グルメも楽しめる! 屋台・出店・レストハウス情報
北上展勝地さくらまつりでは屋台も出ているので、美味しいグルメも満喫できます。
桜並木を歩いたり、遊覧船や馬車に乗ったりしてたっぷりお花見を楽しんだあとは、お腹が空いちゃいますよね。
それでは早速、メインのグルメスポットを紹介します。
◆展勝地レストハウス
・営業時間:時期によって異なります。
お出かけ前に展勝地レストハウスの公式サイトでご確認ください。
地域感溢れるレストハウスで、地場産の新鮮な野菜や、山菜をふんだんに使った季節限定の料理が楽しめます!
お花見の時期以外も営業しており、いろいろな季節のお料理もいただけます。
特に季節限定フレーバーのソフトクリームは見逃せません!!
◆屋台
レストハウスが出店している屋台なんですが、とにかく数が多いです。
屋台めぐりで岩手のグルメを網羅できるんじゃないかと思うほど!
おもちや「雪っ子りんご」といわれる極上のりんごがあったり、コロッケ、焼鳥などなど、定番の屋台から地域の特産品までずらりと屋台が並んでいて、どれを食べようか目移りしてしまうこと間違いなしです!
県外からお越しの方に特にオススメなのは「ひっつみ」です。
ひっつみは岩手の郷土料理なんですが、「すいとん」のようなものです。
もちもちしていて食べ応えがあり、どこか懐かしい味でとっても美味しいですよ~。
地域ならではの味覚を堪能してください♪
北上展勝地さくらまつりの混雑状況・トイレ情報・オススメの服装
北上展勝地は日本でも有数のお花見スポットなので、地元民から観光客までたくさんの人が訪れます。
特に開催期間の最初の土・日は、交通規制がおこなわれるほどの混雑となります。
渋滞を回避するためにも早めに到着するように出発し、駐車場をしっかり確保してゆっくりお花見を楽しみましょう!
また、さくらまつりを楽しむのに、小さいお子さん連れだとトイレやおむつ交換用シートが設置されているか、気になりますよね。
さくらまつり会場にはいくつかのトイレがあり、おむつ交換用シートもあるので、安心してお出かけください。
・展勝地レストハウス
・展勝地さわやかトイレ(展勝地児童公園内)
・展勝地南さわやかトイレ
・北上市立博物館
※介護コーナーやオストメイト対応トイレがあり、男性用トイレにもおむつ交換用シートがあります。
さくらまつりへ出かけるときの服装ですが、4月中旬以降になるとさすがに岩手県もぽかぽかと春の陽気に包まれています。
ただし、まだ気温差がある時期なので、特に4月中は肌寒くなる日もあります。
昼間は暖かくても夜は寒かったりもしますので、オススメの服装はこちらです。
日中:着脱で調整できる薄手の上着を重ね着する。
夜間:秋の終わりから初冬頃に着る暖かい上着を羽織る。
日中でも川沿いなので風があり、肌寒く感じることも多いんです。
特に渡し船や遊覧船に乗るなら、水の上は寒いので薄着にならないように気をつけてくださいね。
春だからと油断せず、いつもよりすこしだけ暖かい服装で向かうと安心ですよ!
また、夜桜のライトアップを見に行くなら、4月でも夜は結構冷えますので、防寒を意識した服装でお出かけください。
寒くて桜を見るどころじゃない……なんてことになったら、もったいないですしね!
北上展勝地さくらまつりのまとめ
魅力たっぷりのさくらまつりは、4月中旬から5月上旬の桜の見頃時期に開催されます。
毎年開催期間の最初の土日に交通規制がおこなわれ、周辺の道路や駐車場が混雑しますので、この記事で紹介した渋滞回避ルートや穴場駐車場などを事前にチェックしてくださいね。
また、さくらまつり期間中のみ開催している、渡し船や遊覧船、観光馬車など、いろいろな視点から美しく咲く桜の木々を堪能できます。
桜並木を歩いて、ただ桜を見るだけでも風情があって、柔らかい色合いの桜の花に癒されますよ。
1万本という圧倒的なスケールで眺める桜は、この上なく美しく日本美の骨頂ですよね!
さらに花より団子の言葉のごとく、岩手グルメをまるごと楽しめる屋台メシも絶品♪
ぜひ、今年のお花見は北上展勝地さくらまつりで、自慢の桜とグルメ・めずらしい体験イベントを思いきり楽しんでください!
北上展勝地のさくらは東北でも指折りの名所です。
さくらまつりにお越しの際は、岩手県のさくらもグルメも観光もたっぷり楽しんでくださいね。
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