厳しい冬の八甲田山の樹氷は、まるで自然が作り出した大パノラマ!
幻想的な白銀の世界が、目の前に広がります。
冬の絶景を楽しみたい人におすすめなのが、八甲田山の樹氷です。
樹氷とは、シベリアからの冷たい風が本来雪として古野が急速冷凍され、0度以下の水分となって強風となり、寒い地域や雪山の常緑樹に氷としてくっついて成長していったものをいいます。
完全に樹木を覆いつくした巨大な樹氷は、その姿からスノーモンスターと呼ばれています。
八甲田山の樹氷は、もっとも見頃となる時期は「2月」です。
冬の間でも約1ヵ月ほどの短い間しかお目にかかれない、スノーモンスターと呼ばれる樹氷鑑賞に、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
樹氷のベストシーズン&樹氷がきれいに見える条件とは?
八甲田山の樹氷は、2月から3月にかけて見頃を迎えます。
春になると黄砂の影響で黄ばんでしまうため、その前がベストシーズンといえるでしょう。
樹氷はシベリアの風によって、急冷却した雪粒が樹木に吹き付けられて凍結して起こる現象です。
宮城県と山形県の蔵王、岩手県の八幡平の樹氷も有名ですが、雄大で豪快な八甲田山の樹氷は日本一と言われています。
2月、樹氷のベストシーズンには、山頂に近づくと巨大なスノーモンスターが現れます。
山頂公園につくと想像を絶する美しい景色です。
目の前に広がるスノーモンスター群、遠くは青森市が今で望まれます。
津軽平野にポッコリ浮かぶ岩木山。
赤倉、井戸、大岳方面を見渡せば白銀の大パノラマを堪能できます。
すべてが壮大で美しく、幻想の世界に入り込んだようです。
人は美しいものに出会うと、とても心が癒され幸せな気持ちになるといいますが、これぞまさに絶景ですね。
この樹氷が人気で、八甲田山スキー場には毎年大勢のスキーヤーが訪れ、最高のロケーションを楽しんでいます。
一度見たら忘れられない、大自然の雄大で美しい樹氷の大パノラマは必見です!
スキーで楽しむなら、やはり山頂が素晴らしいです。
初心者向けのショートコースから上級者向けのロングコースがあり、多彩なコースを選べます。
白く輝く巨大な樹氷群、スノーモンスターのド迫力に感動すること間違いなしです。
スキーでも楽しめますが、スノーハイキングに参加するのもオススメですよ。
スノーシューやウェアのレンタルが参加費に含まれていますので、安全に樹氷を楽しむのに最適です。
観光に行くときの注意点として、冬の雪山は日中でも氷点下。
防寒対策には十分気を付けて、手袋、帽子、耳当てなども用意しておきましょう。
寒さが苦手ならカイロもあると安心です!
ちなみに、八甲田山では樹氷のライトアップイベントは残念ながらありません。
樹氷のライトアップを見るなら、断然、宮城県の蔵王がオススメです!
ライトアップは樹氷の一番最盛期となる2月は毎日おこなわれています。
夜の闇に浮かび上がる美しい樹氷の世界に、思わず息を飲むほどの景観です。
とても幻想的な風景なので、カップルでも家族でも楽しめますよ。
迫力満点★八甲田ロープウェーの料金と所要時間
樹氷の鑑賞をするなら、特にオススメなのが八甲田ロープウェーです!
厳しい冬の八甲田山は、プロのガイドでも危険があります。
けれどもその先には都会で見ることのできない、迫力満点の白銀の美しい世界が広がっています。
八甲田ロープウェーは↑の写真を見ておわかりのとおり、101人乗りのひろびろとしたサイズで、なんと片道約10分で山頂まで到着します!
白銀の世界を空中散歩、とてもロマンチックでロープウェーからカメラでの撮影も素敵ですね。
●営業時間 | 9:00~15:40(11月中旬~2月) 9:00~16:20(3月~11月上旬) |
●往復料金 | 大人(中学生以上):2,000円 小人(小学生):700円(小学生以下無料) |
●所要時間 | 片道約10分 |
※営業時間や料金は変動する可能性があります。
最新の情報はお出かけの直前に八甲田ロープウェー公式サイトでご確認ください。
公式サイトでは、現在のロープウェーの運行状況や天候・視界などの情報も確認できますよ。
八甲田山へのアクセス・車・バス・電車・駐車場情報
八甲田ロープウェーには、無料駐車場(約350台)があります。
駐車できる台数は多いですが、樹氷シーズンの土日や連休は混雑が予想されますので、早めに現地に到着するよう時間に余裕をもって向かうと安心ですよ。
車でのアクセス
●東北自動車道 | 東北自動車インター黒石ICから国道102号、国道394号、国道103号(青森方面)を通ります。青森市からは約40分です。 |
●青森県の各IC | 青森IC、青森中央IC、青森東ICから国道103号を通ることもできます。酸ヶ湯温泉経由で所要時間は約60分です。 |
車で行く場合は、冬季は事故防止のためスタッドレスタイヤをはきましょう!
また、八甲田ロープウェーではタクシーが常駐していないため、タクシーで行く場合は帰りの交通手段の確保が必要です。
バス・電車でのアクセス
電車は最寄り駅がないため、電車で行く場合は青森駅までとなります。
青森駅からはバスやタクシーなどを利用する必要があります。
JRバスの乗り場や料金などはこちらです。
出発地(夏季) | 降車地 | 所要時間 | 料金 |
★青森ー十和田湖 青森駅 |
八甲田ロープウェー駅前 | 約1時間 | 片道:1,100円 |
★十和田湖-青森 十和田湖(休屋) |
約2時間 | 片道:2,300円 | |
出発地(冬季) | 降車地 | 所要時間 | 料金 |
★青森-酸ヶ湯温泉 青森駅 |
八甲田ロープウェー駅前 | 約1時間20分 | 片道:1,100円 |
★酸ヶ湯温泉-青森 酸ヶ湯温泉 |
約15分 | 片道:390円 |
JRバスの各乗り場から、八甲田山ロープウェー駅前で下車となります。
冬の道路の運転に自信がない場合は、バスを利用すると安心です。
また、冬季は道路の閉鎖で通行できない箇所があるので、季節によってバスの運行ルートや発車時刻が変わります。
時刻表など、事前にJRバス公式サイトでご確認ください。
※現時点で最新の情報を掲載していますが、料金は変動する可能性があります。
八甲田山の現在は? ライブカメラでチェック
せっかく観光に行くなら、八甲田山のリアルタイムな天候や状況をチェックしたいですよね。
八甲田山を撮影しているライブカメラは下記のURLで見ることができます。
ABAライブカメラ(八甲田山)
※ABA青森朝日放送の公式サイト内にあるライブカメラのページになります。
こちらのライブカメラは八甲田山に設置されているわけではなく、ABA社屋内から見た八甲田山の景色です。
画像もちょっと荒く、樹氷の状態などは確認できませんが、参考程度にご覧ください。
まとめ
八甲田山の樹氷の見頃は2月です。
大自然の神秘的かつ迫力のある景色に圧倒されます!
樹氷をまだ見たことがないなら、ぜひオススメしたい観光スポットです。
八甲田ロープウェーで山頂まで行くと広がる白銀の世界。
氷と雪に覆われたアオモリトドマツ、そして開ける樹氷群の大パノラマです。
ここでしか見ることのできない景色は、きっと最高の思い出になることでしょう!
お出かけの際は、特に防寒対策に注意!
冬の青森県はめちゃくちゃ寒いよ。
樹氷の見頃は2月だけんど、天候によっては3月上旬まで楽しめるので、ぜひ遊びに来てね!
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